おんどとり Web Storageを利用する

おんどとり Web Storageでできること

T&Dが提供する無料のクラウドサービスです。
おんどとり Web Storageは、データロガーを一括管理し、現在値や警報状態などをモニタリングするとともに、記録データをまとめて管理・ダウンロードすることができます。

サービス・利用規約

 参考

ここではRTR500Bシリーズの親機から、おんどとり Web Storageを利用する方法について記載しています。

ユーザ登録とログイン

以下の手順でユーザID/パスワードを取得してください。
すでにユーザIDをお持ちの場合は不要です。

 注意

ユーザIDは再発行できませんので大切に保管してください。ユーザIDを忘れてログインできなくなると、おんどとり Web Storageに蓄積された記録データを利用できなくなります。

  1. パソコン、スマートフォン、タブレット端末のいずれかでWebブラウザを開き、おんどとり Web Storageにアクセスします。

    国内サービス https://ondotori.webstorage.jp/
    海外サービス https://www.webstorage-serivice.com/

  2. [新規ユーザ登録をする]ボタンをクリックし、ユーザ登録画面でメールアドレスとパスワードを指定します。

  3. 利用規約とプライバシーポリシーをよく読み、[同意する]にチェックを入れて[送信する]ボタンをクリックします。

  4. ユーザ登録画面で指定したメールアドレス宛に、仮登録のお知らせメールが届きますので、メール内のリンクをクリックして本登録を完了します。

  5. 登録完了のお知らせメール内に記載されたユーザIDを入力し、アカウントにログインします。

 参考

パスワードを忘れたときは、ログイン画面の[パスワードをお忘れですか?]より、登録したユーザIDとメールアドレスを入力して再設定できます。

機器設定

RTR500BW/500BMの場合 (機器登録)

[機器設定]か、[ウォッチドッグ設定]のタブで、画面を切り替えて各設定を行います。

 参考

ブラウザソフトウェアの[機器設定]メニューでは、設定値の確認、警報種別のメール送信設定、現在値データ・警報データのリセット操作が可能です。iOS用アプリT&D 500B Utilityを使用すれば、おんどとり Web Storageを介して、機器の設定変更が可能です。

  1. [機器設定]メニューの[+ 追加する]ボタンをクリックすると、[新しい機器の追加]画面を表示します。

  2. 製品付属のラベルに記載されているシリアル番号と、登録コードを入力し、[追加する]ボタンをクリックします。

    親機が複数台ある場合は、同様に繰り返してください。

    参照: 本ヘルプ内FAQ-[機器/電源/センサに関するFAQ]-[Q. RTR500BW/500BMの登録コードはどこで確認できますか?]

機器登録すると、紐づけられている子機も一括管理できるようになります。

画面について

[+ 追加する]ボタン

新しい機器を追加するときにクリックします。

[ログ取得](親機)

親機のログを、CSV形式のファイルで出力します。(参照: [親機ログ一覧])
データを受信してから2週間分のログを確認できます。

GPS: [CSV]/[GPX] (RTR500BM)

親機設定でGPS機能をONにしている機器は、GPSデータをダウンロードできます。
参照: 本ヘルプ内[スマホアプリ T&D 500B Utility]-[設定メニュー]-[親機基本設定]、または [RTR500BM for Windows]-[親機の設定]-[親機設定]

  • GPXは、Webマップ作成アプリで活用できるファイル形式です。
[設定]ボタン(親機)

親機の設定値一覧と、設定値を取得した日時を表示します。
警報メール送信設定ができます。(参照: [アラート通知]-[警報設定とメールアドレスの追加(RTR500BW/500BM)])

[設定]ボタン(子機)

親機に紐づけられている子機の設定値を参照できます。

画面右上にある[データリセット]ボタンをクリックすると、グラフデータと警報データを削除します。

  • 機器の記録ファイルや設定情報は残ります。
削除(ゴミ箱アイコン)

おんどとり Web Storageの登録から削除します。

  • 親機に紐づけられている子機のデータも削除します。

RTR500BCの場合

おんどとり Web Storageがデータを受信すると、子機ごとに自動的に登録します。
RTR-500シリーズ欄をご覧ください。

 参考

RTR500BCで利用する場合、RTR500BC for WindowsFTP設定から送信先IDを指定するので、ブラウザソフトウェア上で機器を追加する操作は不要です。

[設定]ボタンをクリックすると、子機情報画面を開きます。

子機情報画面
[データリセット]ボタン

[データ閲覧]メニューに表示される現在値と、警報データを削除します。

  • 機器の記録ファイルや、設定情報は残ります。
アラート設定

[アラート通知]メニューで確認するための警報値を設定できます。
上限値/下限値を入力して、[設定送信]ボタンをクリックします。

  • 子機の警報値を変更する機能ではありません。ここで設定した警報値を超えても、警報メールは送信されません。

ウォッチドッグ設定(RTR500BW/500BM)

ウォッチドッグは、親機とおんどとり Web Storage間の通信状況を監視する機能です。
ウォッチドッグを設定した親機に対して、おんどとり Web Storageとの通信が発生していない間、ウォッチドッグタイマーが加算されていきます。ウォッチドッグタイマーが判定時間を超えた場合にアラート通知します。

 注意
  • ウォッチドッグは、送信方法で「HTTP(S)」設定しているRTR500BW/500BMが対象です。送信方法がFTP設定の親機はご利用になれません。
  • ウォッチドッグアラートは、一定周期で通信状況を確認して判定するので、通知されるまでにタイムラグが生じる場合があります。
判定時間

ウォッチドッグタイマーの判定時間(1, 2, 3, 6, 12, 24, 36, 48時間)を選択し、[設定する >]ボタンをクリックします。

  • [OFF]を選択すると、監視対象外となります。
  • ウォッチドッグは、2回までアラートメールを送信します。1回目は、無通信の状態が判定時間を過ぎたタイミングで送信します。1回目の通知から判定時間の半分を経過後に、2回目のメールを送信します。以降は通信が復帰するまで送信しません。通信復帰時はリカバリーメールを送信します。

データ閲覧

[データ閲覧]メニューでは、親機から送信された「現在値データ」を一覧でき、グラフ表示も可能です。
ピックアップ表示で、任意の端末を登録しグループ化を行うと、設置場所や用途別などのシーンに合った管理もできます。

 参考
  • 記録データは、[ダウンロード]メニューからグラフ表示や一括ダウンロードができます。
  • RTR500BMのGPSデータは、[機器設定]メニューからダウンロードします。
  • [ダッシュボード]メニューでもモニタリングが可能です。[ウォッチリスト]によく見る機器を登録してください。
  • データを表示しないときは:
    参照: 本ヘルプ内FAQ-[おんどとり Web Storageに関するFAQ]-[Q. おんどとり Web Storageに自動送信したデータが表示できません]
親機名
スマホアプリ/Windowsソフトで設定した親機名称です。
グループ名

RTR500BW/500BMをご利用の場合、スマホアプリ/Windowsソフトで設定した表示グループ単位でリスト表示します。
参照: 本ヘルプ内
[スマホアプリ T&D 500B Utility]-[子機・中継機設定]
[RTR500BW for Windows]-[表示グループ設定]
[RTR500BM for Windows]-[表示グループ設定]

機器名

スマホアプリ/Windowsソフトで設定した子機名称です。

電池/通信アイコン(機器の状態)

子機の電池残量と、無線通信の状況をアイコンで表示します。

測定値、更新日

最新の測定値と、測定からの経過時間を表示します。
測定値を取得できなかった場合には、以下のメッセージを表示します。
Communication Error: 親機-子機(中継機)間の無線通信に失敗しました。
Channel Busy: 親機-子機(中継機)間の周波数チャンネルが他の機器によって使用されていたり、ノイズによる電波干渉を受けたりして無線通信に失敗しました。
Sensor Error: 子機のセンサ異常(未接続、断線、故障)が発生しました。

参照: 本ヘルプ内FAQ-[RTR500BW 動作に関するFAQ]または[RTR500BM 動作に関するFAQ]-[Q. 子機と無線通信ができません]

詳細

グラフアイコン()をクリックすると、直近16000件分の現在値データをグラフ表示します。

  • リストの左にあるボックスに、2つ以上チェックを入れてからグラフアイコンをクリックすると、複数子機のデータを、1つのグラフにして比較できます。
[日付設定]ボタン

クリックすると日付の表示形式、夏時間補正の設定画面を開きます。

  • 時刻を夏時間で表示する場合は、機器本体の夏時間の設定もONにする必要があります。スマホアプリ/Windowsソフトから設定を行ってください。

グラフ操作

  • グラフ上でマウスポインタを置くと、データの詳細日時と値を示します。
  • グラフ上でドラッグすると、ドラッグした範囲のデータを拡大表示し、スクロールバーで期間を移動表示します。
  • Zoom横のボタンを使うと、指定した期間で拡大表示し、スクロールバーで期間を移動表示します。
  • 画面右上のメニューから、グラフの印刷・各種ファイル形式*で現在値データをダウンロードできます。
Zoom とスクロールバー
メニュー

*RTR500BW/500BMから送信される現在値データには、直近の記録データを含みます。詳しくは動作資料にて説明しています。
参照: 本ヘルプ内
[RTR500BW for Windows]-[動作資料]-[現在値送信の仕様]
[RTR500BM for Windows]-[動作資料]-[現在値送信の仕様]

グラフのリセット

子機ごとにグラフをリセットできます。

  1. [機器設定]メニューから、対象子機の[設定]ボタンをクリックします。

  2. 開いた画面の、右上にある[データリセット]ボタンをクリックします。

 参考
  • おんどとり Web Storageに保存できる期間は、記録間隔により変動します。サービスや利用規約などの詳細はサービス提供内容をご覧ください。
  • おんどとり Web Storageに送信された現在値データは公開WebAPIで取得し、独自システムで利用可能です。詳細はおんどとり Web Storage APIをご覧ください。

アラート通知

おんどとり Web Storageが警報情報を受信すると、[アラート通知]メニューにバッジがつきます。RTR500BW/500BMの場合は、登録したメールアドレスに警報メールを送信します。

[未確認のアラート]、[アラートログ]、または [ウォッチドッグログ] のタブで、画面を切り替えて詳細を確認できます。

未確認のアラート

[発生中のアラート]と、[復帰済みのアラート]をチャンネル・警報単位でリスト表示します。

 参考
  • 警報情報は警報発生だけでなく、正常復帰も含みます。
  • RTR500BW/500BMの警報メールは、ユーザ登録時に入力したメールアドレスと、[アカウント管理]メニューで追加したメールアドレスに送信します。(参照: [警報設定とメールアドレスの追加(RTR500BW/500BM)])
  • [アラート通知]メニューの赤いバッジは、発生中のアラートの数、青いバッジは復帰済みのアラートの数を表します。
アラート発生状況

親機が検知した子機の警報発生/警報復帰の日時や、警報種別などを表示します。
テキストをクリックすると、警報履歴を表示します。
ウォッチドッグアラートは、おんどとり Web Storageが検出したタイムアウト/正常復帰の日時を表示します。

詳しく見る

グラフアイコン()をクリックすると、グラフを表示します。

[一括確認]ボタン
クリックすると、[未確認のアラート]をまとめて「確認完了」することができます。
対象のアラートにチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックすると、選択したアラートが[未確認のアラート]画面に表示されなくなります。
[確認完了]ボタン
クリックすると、[未確認のアラート]画面に表示されなくなります。

アラートログ

機器単位でリスト表示します。
[詳しく見る]ボタンをクリックすると、警報履歴を表示します。

警報履歴

子機の警報、または警報復帰を親機が検知した日時と、種別を確認できます。

ウォッチドッグログ

発生と復帰を検知した日時を、機器単位で確認できます。

警報設定とメールアドレスの追加(RTR500BW/500BM)

RTR500BW/500BMから警報情報を受信した際、警報の種別によって警報メールを送信する/しないの設定ができます。

[機器設定]メニューで、RTR500BWまたはRTR500BMの[設定]ボタンをクリックし、表示した画面下に[警報メール送信設定]欄があります。

警報メールアドレスは、アカウント登録しているメールアドレスのほか、3件まで追加できます。

  1. [アカウント管理]メニューから、[アラート受信アドレス設定]メニューを開きます。

  2. 追加するメールアドレスを入力し、[メールアドレスを追加する]ボタンをクリックします。

  3. メールアドレスの削除は、[登録済みのメールアドレス一覧]で行います。

警報メールの確認

おんどとり Web Storageは、以下のような警報メールを送信します。

送信元・宛先・件名・受信日時

おんどとり Web Storageから送信される警報メールは、送信元が webstorage.jp(国内)または、 webstorage-service.com(海外)ドメインのメールアドレスとなります。
警報メールを受信するメールソフト(必要な場合はメールサーバ)にて、上記ドメインからのメールが受信できるように設定してください。
件名には「親機の名称(親機の型番)」が含まれます。

送信日時・子機情報

親機がおんどとりWeb Storageに警報データを送信した日時と、子機情報(グループ名・子機名)です。

警報内容

警報の種類によって、以下のようなメッセージになります。

上下限値警報

センサ警報

電池残量

警報監視間隔内で警報・復帰の両方が発生

警報状態から正常復帰

無線通信エラー
(3回連続で失敗したときに通知)

無線通信エラーから正常復帰

ウォッチドッグアラート1回目*

ウォッチドッグアラート2回目*

ウォッチドッグリカバリー*

*おんどとり Web Storageの監視機能です。

 参考

検知時刻とは、警報判定が始まった時刻を指します。

ダウンロード

[ダウンロード]メニューから、必要に応じてパソコンにデータのダウンロード・削除ができます。

 IMPORTANT
  • ファイル単位または機器単位で選択し、一括してダウンロード・削除ができます。
  • 保存容量を超えると、古いデータから順に保管領域から削除されます。このとき記録データのみ、ZIP形式で書き出してアーカイブ保存します。詳細はおんどとり Web Storageのサービス提供内容をご確認ください。
  • 現在値データは、[データ閲覧]メニューからダウンロードします。(参照: [データ閲覧]-[グラフ操作])
  • RTR500BMのGPSデータは、[機器設定]メニューからダウンロードできます。

データ解析

おんどとり Web Storageの簡易グラフでデータを確認し、解析が必要な場合はパソコン用のグラフツールT&D Graphをインストールしてご利用ください。

T&D Webサイト > ソフトウェア > T&D Graph

T&D Graphからおんどとり Web Storageにアクセスしてデータをダウンロードできます。

  1. T&D Graphを起動し、[ファイル]メニューから[おんどとり Web Storage]を選択します。

  2. おんどとり Web Storageに登録したユーザIDと、パスワードを入力して[Login]をクリックします。

  3. おんどとり Web Storage上にあるデータが一覧表示されます。データを選択し、右クリックメニューから[ダウンロード]をクリックします。

 参考
  • 一度ログインするとユーザID欄に表示されます。ユーザIDを選択して、ダブルクリックするとパスワード入力は省略できます。
  • 操作方法など、詳細はT&D Graph ヘルプをご覧ください。