RTR500BW for Windowsは、RTR500BWをパソコンにUSB接続し、無線通信設定、ネットワーク等の設定をするソフトウェアです。 初期設定完了後はLAN経由でも設定が可能です。
対応機種 | |
---|---|
親機 | RTR500BW 生産終了機種: RTR-500NW/500AW* |
子機 | RTR500Bシリーズデータロガー: RTR501B/502B/503B/505B/507B(Lタイプ含む) RTR-500シリーズデータロガー*: RTR-574/576(Sタイプ含む) 生産終了機種: RTR-501/502/503/507S/505-Pt/505-TC/505-mA/505-V/505-P(Lタイプ含む) RTR-600シリーズデータロガー*: RTR-602S/602L/602ES/602EL 生産終了機種:RTR-601-110/130/E10/E30 |
中継機 | RTR500BC 生産終了機種: RTR-500C* |
* Bluetooth通信機能がありません。 ESPEC製品をご利用の場合は型番を読み替えて本ヘルプをご参照ください。ESPEC型番対応表 |
T&D Webサイトからダウンロードし、パソコンにインストールします。
RTR500BW for Windowsを起動するとランチャー画面を表示します。
T&D Webサイト > ソフトウェア > RTR500BW for Windows
おんどとり Web Storageにログインして、シリアル番号と登録コードで機器を追加します。
おんどとり Web Storageのアカウントをお持ちでない方は新規ユーザ登録をしてください。
(参照: 本ヘルプ内[おんどとり Web Storageを利用する])
T&D Data Serverまたは独自にご用意頂いたWeb/FTPサーバを、送信先として指定できます。
T&D Data Server
条件を満たすパソコンにT&D Data Serverをインストールし、サーバとしてデータ保存、Webブラウザでのモニタリング、グラフ表示、警報送信ができます。(参照: 本ヘルプ内 [T&D Data Serverを利用する])
Webサーバ
* 警報メールの発信、データの可視化にはお客様自身によるWebアプリケーションの開発が必要になります。
FTPサーバ
* 記録データはT&D Graphでデータ解析ができますが、現在値データの可視化には、お客様自身によるプログラムの開発が必要になります。
子機の取り扱いについては本ヘルプ内の[子機RTR501B/502B/503B/505B/507B]、[子機RTR-574/576 ]、[子機RTR-600シリーズ]を参照してください。
親機・中継機の取り扱いについては本ヘルプ内の[親機RTR500BW/500BM/RTR500BC]を参照してください。
ランチャー画面からRTR500BW 設定ユーティリティを起動し、RTR500BWをパソコンにUSB接続すると親機の設定画面を表示します。
設定ユーティリティのメニューは以下のとおりです。確認したい項目を選択してください。
メニュー | 主な内容 |
---|---|
親機設定 | 親機名/通信パスワード設定/Bluetooth通信機能ON-OFF |
子機設定 | 親機への登録または削除/プロパティ(設定変更)/記録開始 |
中継機設定 | 親機への登録または削除/プロパティ(設定変更) |
無線ルート設定 | 電波強度確認、無線ルート自動/手動設定 |
表示グループ設定 | 表示グループの追加または削除、名前の変更 |
時刻設定 | 親機の時刻設定(タイムゾーン/日付書式/自動補正の指定/SNTPサーバのアドレス入力) |
ネットワーク設定 | 通信インターフェース(有線LANか無線LAN)の指定と設定 |
FTP設定 | FTPサーバの設定(IPアドレス/ID/パスワード/ポート番号など) |
HTTP(S)設定 | 接続先(おんどとり Web Storage、T&D Data ServerまたはWebサーバ)の指定と設定 |
警報/モニタリング設定 | 現在値送信設定(送信間隔と送信方法)/警報監視設定(監視間隔/接点出力の警報/警報送信) |
記録データ送信設定 | 送信日時の指定/送信間隔/送信方法/ファイル名の指定 |
送信テスト | 現在値送信テスト/警報送信テスト/記録データ送信テスト/外部接点出力テスト |
設定一覧 | 親機情報(機器バージョン、MACアドレス、登録コードなど)と設定内容の一覧 |
親機名 | RTR500BW_シリアル番号 |
---|---|
通信インターフェース | 有線LAN |
ネットワーク設定 | DHCP: ON |
Bluetooth | ON |
LANパスワード/Bluetoothパスワード(共通) | password |
現在値モニタリング | ON/送信間隔10分 |
記録データ送信設定 | ON / 毎日1回(送信時刻はスマホ / WindowsアプリとRTR500BWが初めて通信した時刻による) |
警報監視設定 | OFF |
機種_シリアル番号で表示します。
複数の親機を使用する場合に判別しやすい名前に編集できます。
親機名は以下に反映します。
設置場所や管理者名など親機を特定する情報を入力しておくと、ネットワーク/Bluetooth経由で親機の識別しやすくなります。(任意入力)
ネットワーク経由またはBluetooth通信でこの親機に接続するときに使用するパスワードを入力します。
親機のBluetooth通信機能を有効にする場合はONにします。
親機1台に最大50台まで登録できます。
パソコンにUSB接続した親機
ネットワーク上にある親機
表示項目の変更、順序の入れ替えができます。
親機に子機を登録するための設定画面を開きます。
登録リストから対象子機を選択してボタンをクリックすると、[子機削除]画面が開きます。
登録時と同様に子機をパソコンに接続すると、子機内の登録情報を削除します。親機側の登録情報削除の処理まで完了すると[成功]と表示してリストから消えます。
注意
子機内の登録情報を削除せず、通信可能な状態で親機の無線通信エリアに放置すると、意図しない通信結果が生じる可能性があります。設定ユーティリティ-メインウィンドウ - [操作]メニューより、子機の初期化を必ず実行してください。
子機の設定を変更します。
登録リストから対象子機を選択して、ボタンをクリックしてください。
子機を選択し、記録間隔と記録開始日時を指定して記録開始できます。
子機のシリアル番号です。
親機-子機(中継機)間の周波数チャンネルごとのグループ名を入力します。
既存のグループに登録する場合はグループを指定します。
機種_シリアル番号で表示します。
複数の子機を使用する場合に判別しやすい名前に編集できます。
子機名は以下に反映します。
子機の記録容量がいっぱいになると、先頭のデータに上書きして記録を継続するエンドレスモードです。
設定変更すると子機内の記録データを消去します。
RTR501B/502B/ 505B |
RTR503B/507B, RTR-574/576 |
||
記録間隔 | 1秒 | 約4時間26分 | 約2時間13分 |
30秒 | 約5日13時間 | 約2日18時間 | |
15分 | 約166日16時間 | 約83日8時間 | |
60分 | 約1年10ヶ月 | 約11ヶ月 |
警報監視を行うにはONにして、チャンネルごとの上下限値と警報判定時間を設定します。(上限値/下限値として入力した値は警報とみなしません)
OFFにすると警報監視の対象から外れます。
RTR-600シリーズには対応しておりません。
警報監視対象:
イベントの場合 立ち上がりまたは立ち下がりの信号レベルが継続した時間の長さで判定します。(分解能1秒)
パルスの場合 記録間隔の時間あたりに計測されるパルスの上下限値を指定します。
親機が記録データの自動吸い上げを行う対象子機にするか指定します。
Bluetooth通信機能を無効にする場合はOFFにします。
パスコードを4~8桁の数字で設定してください。
( )内は入力モジュール型番です。
接続しているセンサタイプを指定します。
TCM-3010: K, J, T, S
PTM-3010: Pt100, Pt1000
瞬時値: 記録タイミング毎の測定値を記録します。
平均値: 1秒毎に測定した値の平均値を記録します。
スケール変換を使用する場合に設定します。子機の画面表示に反映するものではありません。
y=ax+bで指定: 変換に使用する一次式がすでに分かっている場合
2点で指定: センサからの入力値に対して、変換後の数値がどのような値をとるのか分かっている場合(センサのマニュアルなどを参照してください)
変換後の値に使用する単位は、任意の文字列を直接入力することができます。
センサへの電源供給を制御する場合はONにします。記録間隔に合わせて通電し、計測が終わると通電をやめます。
測定範囲を指定します。子機の画面表示は測定レンジに合わせて変化します。
Vレンジ
測定範囲: 0-22V
分解能: 入力される信号に合わせて0.1mV~最大10mVまでの間で自動で変化します。
液晶表示: V表示固定です。
mVレンジ
測定範囲: 0-999.9mV
分解能: 入力される信号に合わせて0.1mV~最大0.4mVまでの間で自動で変化します。
液晶表示: mV表示固定です。
子機の画面上で表示する値を指定します。
パルスレート: 記録間隔時間のパルス数を表示。表示更新は記録間隔の1/60間隔(最短1秒)
総パルス数: 記録開始からのパルス数(0~9999)を表示。表示更新は1秒間隔。
記録するパルスの種類を指定します。設定変更すると子機内の記録データを消去します。
立ち上がり: パルスの立ち上がりを記録
立ち下がり: パルスの立ち下がりを記録
スイッチなどの極性の変化時に起こるチャタリングを除去する場合はONにします。
ON: 15Hz以下
OFF: 3.5kHz以下
(0-3V以上の矩形波信号において)
警報監視の対象をパルスにするか、イベント(パルスの立ち上がり/立ち下がりとその継続時間)にするか指定します。
それぞれの監視分解能は以下のとおりです。
パルス: 記録間隔の1/60(最短1秒)
イベント: 1秒
サンプリング間隔、演算方法、演算間隔を指定します。
子機の画面に巡回表示させる項目を選択します。
子機の画面に表示させる項目を選択します。
子機のボタン操作をロックできます。ONにすると[DISPLAY]ボタン以外は操作できません。
CO2濃度の測定結果には気圧が影響します。高い精度が必要な測定をするために、気圧により生じるCO2濃度の誤差を補正します。
気圧を直接入力するか、標高(m)を入力して気圧を求めます。
CO2センサのオートキャリブレーションON/OFFを切り替えます。(参照: 本ヘルプ内[子機RTR-574/576] - [校正/調整機能])
電波強度を高めたいとき、無線通信距離を延長したいときに中継機を登録・設置します。
表示項目の変更、順序の入れ替えができます。
この親機に登録されている中継機のリストです。
親機に中継機を登録するための設定画面を開きます。
登録リストから対象中継機を選択してボタンをクリックすると、[中継機削除]画面が開きます。
登録時と同様に中継機をパソコンに接続すると、中継機内の登録情報を削除します。親機側の登録情報削除の処理まで完了すると[成功]と表示してリストから消えます。
注意
中継機内の登録情報を削除せず、通信可能な状態で親機の無線通信エリアに放置すると、意図しない通信結果が生じる可能性があります。設定ユーティリティ-メインウィンドウ - [操作]メニューより、中継機の初期化を必ず実行してください。
中継機の設定を変更します。
登録リストから対象中継機を選択して、ボタンをクリックしてください。
中継機のシリアル番号です。
中継したい子機が登録されているグループを指定します。
機種_シリアル番号で表示します。
複数の中継機を使用する場合に判別しやすい名前に変更できます。
同一グループに属する中継機の識別番号で、登録順に自動で割り振られます。
中継機の液晶画面に表示します。
無線中継したい子機と同一の周波数チャンネルを指定します。
一度に通信を行う機器のまとまり(無線グループ)として親機1台に周波数チャンネルを4つまで指定できます。中継機は1つの無線グループにつき10台まで登録できます。
グループを識別する英数字を3文字まで設定できます。(任意入力)
Bluetooth通信機能を無効にする場合はOFFにします。
パスコードを4~8桁の数字で設定してください。
親機、子機、中継機間の無線電波強度の確認、中継機を使用する場合の無線通信ルートの設定を行います。
旧タイプの中継機RTR-500C、RTR-600シリーズのデータロガーを含む無線グループは、無線ルートを自動に設定できません。
無線ルートの設定方法を指定します。
自動: 前回の通信結果の情報を元に、最適な無線ルートで通信します。
手動: 指定された固定ルートで無線通信します。ルートを作成・変更するには、無線ルート表示エリアで、子機/中継機のアイコンをドラッグ&ドロップして[適用]ボタンをクリックします。
左図: [子機 冷蔵庫1]を、[中継機1]を挟むようにドラッグ&ドロップ
右図: [子機 冷蔵庫1]を、親機直下のルートにドラッグ&ドロップ
無線ルート、電波強度を確認する無線グループを選択します。
無線ルートが自動の場合に、前回の無線通信を実行した時刻を表示します。
クリックすると[電波強度の確認]画面を表示します。
機器を指定して開始し、通信が完了したら画面を閉じてください。
指定した無線グループの、無線ルートを表示します。
指定した無線グループの、無線電波強度を表示します。
緑(3-5): 通信良好
黄(1-2): 通信不安定
白(0): 通信エラー
クラウドサービス利用時、警報メール送信時等に、ここで設定したグループ単位で子機を表示させることができます。
未設定の場合は、無線グループ名が表示グループとして使用されます。
パソコンの時刻か日時を直接入力して親機の時刻を設定します。
6パターンある中から選択します。
データのファイル名以外に反映します。
SNTPサーバのアドレスを入力します。
例: time-xx.nist.gov 111.111.111.111
初期設定値: time.google.com
時刻の自動補正に失敗するとLAN通信が開始されません。必ず有効なSNTPサーバを設定してください。
親機がネットワーク通信をするために必要な設定です。
初期値はONです。通常は設定変更の必要はありません。
初期値は62500です。通常は設定変更の必要はありません。
入力欄の右にある三角マークをクリックすると、無線LANアクセスポイントを検索します。
使用するアクセスポイントを選択してください。
無線LANでの通信内容を暗号化するための規格です。使用する無線LANアクセスポイントの設定に合わせて指定します。
無線LANのセキュリティとして必要なパスワードです。無線LANアクセスポイントの設定に合わせて入力します。
初期値は1400です。通常は設定変更の必要はありません。
初期値はOFFです。
独自にご用意されたFTPサーバに現在値、記録データを送信する場合に設定します。
FTPサーバのIPアドレスまたはホスト名を入力します。
例: 10.0.1.55, ftp.example.tandd.com
FTPユーザIDを入力します。
FTPパスワードを入力します。
ポート番号を入力します。
PASVモードを利用する場合はONにします。
FTPサーバに送信されるファイル名/記録データファイル内の文字エンコーディングです。(UTF-8)
クラウドサービス、T&D Data Serverまたは独自にご用意頂いたWebサーバへ現在値、記録データ、警報データを送信する場合に設定します。
おんどとり Web Storage: 国内サービスを利用する場合に指定します。
T&D WebStorage Service: 海外向けサービスを利用する場合に指定します。
T&D Data Server: T&D Data Serverを利用する場合に指定します。
カスタム: 独自にご用意頂いたWebサーバを利用する場合に指定します。
親機がHTTP(S)サーバから設定値を取得する間隔を11通り(しない / 5, 10, 20, 30分 1, 2, 4, 6, 12, 24時間)の中から選択します。
現在値の送信、警報監視をする場合に設定し、[送信テスト]メニューから各テストを実行してください。
現在値送信をする場合はONにします。
現在値の送信間隔を11通り(1, 5, 10, 20, 30分 1, 2, 4, 6, 12, 24時間)の中から指定します。
取得した現在値の送信方法を指定します。
警報監視を行う場合はONにします。
警報監視する間隔(1分または5分)を指定します。
警報監視する項目(上下限値警報/センサ警報、無線通信エラー、電池警報)にチェックします。
(参照: [動作資料]-[警報監視の仕様]-[警報接点出力の動作])
警報送信する場合はONにします。
指定した時間ごとに子機から記録データを自動で吸い上げ、クラウドサービスまたはサーバへ送信する場合に設定します。
記録データの自動吸い上げ/送信をする場合はONにします。
日時による指定:
曜日と時刻を8パターンまで設定できます。
複数の日時を設定する場合は1時間以上の間隔を空けてください。
間隔による指定 :
送信間隔を5通り(30分間 1, 2, 3, 4 時間)の中から指定します。
1時間以上にした場合には、10分単位の指定も可能です。
0:00を起点に指定した間隔で記録データを送信します。
参考
初期値の送信日時は、毎日1回、親機が初めてスマホ/Windowsアプリと通信した時刻+30分以降の直近の正時です。
例:
通信した時刻が13:00の場合、+30分(13:30)以降の直近の正時は14:00
通信した時刻が13:31の場合、+30分(14:01)以降の直近の正時は15:00
自動で吸い上げた記録データの送信方法を指定します。
送信ファイル名を9通りの中から指定します。
例: <base>_<remote>_<time>を指定すると、ファイル名は「親機名_子機名_日時」になります。
親機をパソコンにUSB接続している間(設定中)は、記録データの自動吸い上げ/送信は行いません。
登録・設定変更をしたら必要なテストを実行します。
テストに失敗する場合、表示される説明やエラーコードを参考に設定を見直してください。
(参照: [エラーコードリスト])
ネットワーク接続して遠隔にある親機、またはパソコンにUSB接続している親機に対して操作するメニューウィンドウです。
LAN経由で親機設定画面を開くと、データ送信などの自律動作を停止します。設定画面を閉じるか、無操作の状態で5分経過すると自律動作を再開します。
表示項目の変更、順序の入れ替えができます。
ネットワーク接続またはUSB接続している親機のリストです。
メニューの内容は以下のとおりです。
メニュー | 内容 | |
---|---|---|
ファイル | 終了 | 設定ユーティリティを終了します。 |
操作 | ネットワーク検索 | パソコンと同一ネットワーク上にある親機を検索して接続します。 (参照: [ネットワーク上の親機検索]) |
ネットワーク検索設定 | パソコンと同一ネットワーク上にない親機を検索するための設定画面を開きます。 (参照: [ネットワーク上の親機検索]) |
|
親機設定 | 親機設定画面を開きます。接続中の親機リストから対象親機を選んだうえでクリックしてください。 (参照: [親機の設定]) |
|
記録データを吸い上げる | 記録データ吸い上げ画面を開きます。接続中の親機リストから対象親機を選んだうえでクリックしてください。 (参照: [手動でデータ収集]) |
|
親機のログを表示する | 接続中の親機リストから対象親機を選んだうえでクリックすると、親機の動作ログ画面を開きます。問題発生時に参照してください。(参照: [親機ログ一覧]) [取得]ボタン: 最新のログを取得します。(最大900件) [初期化]ボタン: 親機内のログを初期化します。 画面上で右クリックして条件ごとのログ表示に切り替えることができます。 |
|
親機を工場出荷時の設定に戻す | パソコンにUSB接続している親機を工場出荷時の状態に戻します。 | |
子機情報取得 | パソコンに接続している子機の情報を表示します。 | |
子機の初期化 | パソコンに接続している子機を工場出荷時の状態に戻します。 光通信が必要な子機はパソコンにUSB接続した親機または設定用のRTR500BCにのせてください。(参照:[子機・中継機の初期化に関する注意事項]) |
|
中継機情報取得 | パソコンにUSB接続している中継機の情報を表示します。 電池をセットしている場合、電池残量を0-5段階で表示します。1以下になると通信エラーやデータ消失の恐れがあります。 |
|
中継機の初期化 | パソコンにUSB接続している中継機を工場出荷時の状態に戻します。(参照:[子機・中継機の初期化に関する注意事項]) | |
設定履歴 | 親機のシリアル番号ごとに前回設定した内容を表示します。 | |
ログ/設定情報の出力 | USB/ネットワーク接続している親機の動作ログと機器の設定をテキスト(.txt)出力します。 接続中の親機リストから対象親機を選んだうえでクリックしてください。 |
|
ヘルプ | ヘルプ | RTR500Bシリーズヘルプ内の本ドキュメントを開きます。 |
RTR-500NW/500AW 操作ガイド | RTR-500NW/500AW 操作ガイドを開きます。 | |
困ったときは | RTR500Bシリーズヘルプ内のFAQを開きます。 | |
バージョン情報 | ご利用中の設定ユーティリティのバージョン情報を表示します。 |
パソコンと同一ネットワーク上にない親機を検索するための設定をします。
1~10秒で指定します。
[追加]ボタンをクリックしてアドレスリストを入力します。[OK]ボタンをクリックすると、親機と接続できます。
無線通信を使用し、子機の記録データを吸い上げてパソコンに保存します。
吸い上げる子機にチェックします。
記録データの保存先を指定しない場合は以下のフォルダに保存します。
\ドキュメント\TandD Corp\RTR500BW for Windows\data
timeを含まないファイル名はデータを上書き保存します。
全データ: 子機内の全データを吸い上げます。フルデータを吸い上げる通信時間は約2分20秒です。中継機を挟むと通信時間が延びます。
時間指定: 最新データから指定時間前までの記録データを吸い上げます。(1時間単位)
データ数: 最終記録データを含めた指定個数分の記録データを吸い上げます。
吸い上げ通信完了後、保存先フォルダを開くかグラフを開くか指定します。
吸い上げを開始します。[中断]ボタンで吸い上げを中止できます。
T&D Toolsを使えば、Bluetooth通信または光通信で直接パソコンにデータを吸い上げて保存できます。
T&D Tools - [記録データ吸い上げツール]を起動し、子機との通信方法(USB通信・光通信・Bluetooth通信)、データ範囲、保存先フォルダなど詳細を指定してデータを吸い上げます。
T&D Webサイト > ソフトウェア > T&D Tools ダウンロード
Bluetooth通信はパソコン-子機間の通信になります。パソコンが近くにある子機を検索して画面にリスト表示します。
設定ユーティリティの[設定一覧]を開くと、パソコンにUSB接続した親機のファームウェアバージョンを確認できます。
ランチャー画面の[アップデート情報]をクリックすると、T&Dアップデート確認ツール* を起動します。
*関連ソフトウェア、アップデートプログラムの最新情報を自動通知します。
関連プログラムのバージョンと更新日を表示します。
設定ユーティリティ起動時にソフトウェアの最新版情報をインターネットでチェックするかしないかを、別画面で設定できます。
スマホアプリ/Windowsソフトで設定した現在値送信の間隔で処理を行います。
RTR500BWは登録されたすべての子機と無線通信し、現在値を取得します。
取得した現在値を設定された方法で送信します。
他の処理と重なった場合は以下のように動作します。
すべての条件を満たしたとき、現在値送信を行います。
現在値データには、子機ごとに最大で10個の記録値が含まれています。
現在値グラフ表示に反映できるデータ個数は機種により異なり、以下の仕様となっています。
機種 | データ個数 |
---|---|
RTR501B, RTR-501. RTR502B, RTR-502, RTR505B(パルス測定以外), RTR-505(パルス測定以外) |
10個 |
RTR503B, RTR-503. RTR507B, RTR-507-S, RTR-576 | 5個 |
RTR505B(パルス測定時), RTR-505-P(パルス測定時), RTR-574 | 4個 |
∗ 子機の記録間隔が30秒以下の場合、RTR500BWは現在値送信時に自動的に記録間隔30秒の現在値データとして記録値を生成しますので、サーバに送信されるデータは、最小間隔が30秒のデータとなります。 ∗ RTR-574/576(Sタイプ含む)については、記録データは平均値を記録し、現在値データは記録間隔の設定と連動して瞬時値を記録し現在値データとして送信しています。現在値データと記録データ(trz形式)のデータを比較すると、測定値と測定時刻が異なる場合があります。 ∗ データ個数は最大値であり、記録開始からの時間・子機の記録間隔によって、データ個数未満の記録値を送信する場合があります。 |
現在値のデータフォーマットの開示を希望される場合は、T&D Webサイト 各種お問合わせ・修理・校正 からご連絡ください。
現在値の送信に失敗したとき、RTR500BWは以下の動作を行います。
スマホアプリ/Windowsソフトで設定した警報監視間隔ごとに以下の処理を行います。
警報監視対象のすべての子機と無線通信し、警報送信に必要なデータを取得します。
警報送信の条件を満たしているか、または警報状態が解除されたか確認し、警報データをサーバに送信します。
他の処理と重なった場合は以下のように動作します。
すべての条件を満たしたとき、警報送信を行います。
設定した上限値/下限値を超えた状態が、警報判定時間以上経過
(一時的に上限値/下限値を超えても、警報判定時間以内なら警報と判断しません)
センサ異常(未接続、断線など)
子機の電池残量が少ない状態
子機の電池残量警告マークが表示してから1時間経過
3回続けて子機との無線通信に失敗
警報監視時、警報を検知すると接点出力がON(回路がクローズ)します。警報監視のタイミングで復帰を検知すると接点出力がOFF(回路がオープン)します。
警報監視間隔内で警報発生、復帰の両方が発生した場合は、警報監視のタイミングで10秒間接点出力がON(回路がクローズ)します。
警報データの送信に失敗したとき、RTR500BWは以下の動作を行います。
スマホアプリ/Windowsソフトで設定した送信間隔ごとに処理を行います。
RTR500BWは対象の子機と無線通信し、記録データを吸い上げます。
記録データ*を送信します。
*初回は全データ、2回目以降は前回送信した記録データとの差分
以下の条件を満たしたとき、記録データ自動送信を行います。
記録データの送信に失敗したとき、RTR500BWは以下の動作を行います。
前回未送信の差分データを送信します。
システム全般
エラーコード | 現象 | 対処方法 |
---|---|---|
1020 | LANコネクションエラー | LAN通信が失敗しました。PCとRTR500BWのIPアドレス設定などのネットワーク設定をご確認ください。 |
1022 | USBオープンエラー | USBケーブルを接続しなおしてください。 USBケーブルを接続しなおしてもエラー表示が出る場合は、ACアダプタで電源に接続してください。 |
10001 | SRAM読み書きエラー | ACアダプタを接続し直してみて、繰り返し発生する場合は機器故障の可能性があります。 |
10002 | EEPROM読み書きエラー |
エラーコード | 現象 | 対処方法 |
---|---|---|
20001 | コマンドフォーマットエラー | 対応していないバージョンのソフトウェア、ファームウェアを使用されている可能性があります。最新のソフトウェア、本体ファームウェアにアップデートしてご確認ください。 |
20003 | 機器の動作が不安定 | ACアダプタを接続し直してみて、繰り返し発生する場合は機器故障の可能性があります。 |
20004 | コマンド実行中 | 少し待ってから再度操作してください。 |
20008 | パスワード不一致 | コマンドに含まれるパスワードと、機器に設定されているパスワードが異なり、コマンドを実行できません。 パスワード設定をご確認ください。またはパスワードの再設定を行ってください。 |
エラーコード | 現象 | 対処方法 |
---|---|---|
40001 | 無線通信ビジー | 他の無線通信を実行中のため、処理を完了することができません。少し待ってから再度操作してください。 |
40002 | 無線通信失敗(子機) | 親機、中継機、子機の設置場所を変更し、再度無線通信をしてください。 |
40004 | 無線通信失敗(中継機) | |
40005 | 無線通信失敗(子機) | |
40006 | 無線通信失敗 | |
40007 | 記録開始までの秒数不足で記録開始ができない | 指定した記録開始日時までの時間が短すぎます。日時を指定しなおして再度記録開始を行ってください。 |
40009 | 吸い上げるデータがありません | |
40021 | 無線通信チャンネルが空いていない (チャンネル ビジー) |
パソコン等ノイズを発生しやすいものからできるだけ離して設定してください。改善されない場合は無線通信チャンネルを変更してお試しください。 |
40099 | 上記に該当しないエラー | 連続して発生する場合はお問い合わせください。 |
エラーコード | 現象 | 対処方法 |
---|---|---|
50001 | 通信エラー | 正しく光通信ができませんでした。親機に子機を正しく載せているかご確認ください。 |
50002 | コマンドパラメータの異常 | 連続して発生する場合は機器の異常です。 |
50003 | 応答エラー | 正しく光通信ができませんでした。子機の載せ方に問題が無い場合は、USBケーブルを一旦抜き、ソフトウェアを再起動してお試しください。 |
50090 | 吸い上げるデータがありません |
エラーコード | 現象 | 対処方法 |
---|---|---|
70001 | LAN通信ビジー | 少し待ってから再度操作してください。 |
70003 | DHCP失敗 | ネットワーク接続後にUSB通信ケーブルを接続してください。 |
70005 | LAN通信の準備中 | 少し待ってから再度操作してください。 |
70040 | 上記に該当しないエラー | 連続して発生する場合はお問い合わせください。 |
70507 | FTP server not found | 以下をご確認ください。
|
70508 | Timeout when connecting to FTP server | |
70509 | Failed to login to FTP server (bad username or password or account) | |
70510 | FTP command could not be completed | |
70511 | FTP data socket could not be opened | |
70512 | Failed to send data on FTP data socket | |
70513 | FTP shutdown by remote server |
送信エラーコード(HTTP(S))
表示エラー | 原因/対処方法 |
---|---|
親機が登録されていません | クラウドサービスに接続できていますが、Webブラウザ上でデータ閲覧できない状態です。 クラウドサービスに親機を登録してください。 |
DHCPエラー | DHCPサーバから応答がありません。(タイムアウト) |
DNSエラー | DNSサーバによる名前解決に失敗しました。 |
SNTPエラー | 指定したSNTPサーバと時刻合わせに失敗しました。 |
HTTP(s)通信エラー (Status Code: xxx) |
HTTP(s)サーバから200(リクエスト成功)以外の応答コードが返されました。 クラウドサービスを指定してエラーが発生した場合はT&D Webサイト 各種お問合せ・修理・校正 からご連絡ください。 |
HTTPタイムアウト | HTTP(s)サーバへの通信がタイムアウトしました。 |
TCPセッションエラー | HTTP(s)サーバへの接続に失敗しました。 |
TLSセッションエラー | |
ルート証明書読み込みエラー | HTTP(s)サーバへの接続に失敗しました。 クラウドサービス以外のサーバに接続する場合は、適切なルート証明書が親機に設定されているかご確認ください。 |
サーバ証明書認証エラー | HTTP(s)サーバへの接続に失敗しました。 クラウドサービス以外のサーバに接続する場合は、適切なルート証明書が親機に設定されているか、接続先のサーバ設定をご確認ください。 |
アクセスポイントが見つかりません | 無線LAN接続時、指定したネットワーク名(SSID)が見つかりませんでした。 正しいネットワーク名が設定されているかご確認ください。 |
アクセスポイントへの接続に失敗しました | 無線LAN接続時、指定したアクセスポイントに接続できませんでした。 無線LANの設定(ネットワーク名/パスワード/セキュリティモード)をご確認ください。 |
LANケーブルが接続されていません | 有線LAN接続の設定になっている親機に、LANケーブルが接続されていません。 |
FTP送信エラー | FTPサーバへのデータ送信に失敗しました。 |
FTPログインエラー | FTPサーバへのログインに失敗しました(認証エラー)。 |
サポートまでご連絡ください エラーコード: xxxx |
上記に該当しないエラーが発生しました。 エラーが繰り返す場合はT&D Webサイト 各種お問合せ・修理・校正 からご連絡ください。 |