RTR-574とRTR-576は特定小電力無線通信に対応したおんどとりRTR-500シリーズの子機です。
設置した場所から子機を回収することなく、親機が記録データを無線通信機能によって自動収集し、パソコンでモニタリング、解析、保存ができます。
ここでは機器の説明をしています。設定については下記表[対応親機と設定に関する参照先]からご参照ください。
RTR500BW, RTR-500NW/500AW | 本ヘルプ内 RTR500BW for Windows |
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RTR500BM, RTR-500MBS-A | 本ヘルプ内 RTR500BM for Windows |
RTR500BC, RTR-500C | 本ヘルプ内 RTR500BC for Windows |
RTR-500DC | RTR-500DC 操作ガイド (T&D Webサイト > マニュアル/ヘルプ) |
照度・紫外線強度・温度・湿度を一定間隔で測定・記録する無線通信対応のデータロガーです。
照度と紫外線量の測定値を積算値も表示します。積算のタイミングは表示更新のタイミングと同じです。
RTR-574-Sは高精度温湿度センサを付属しています。
測定項目と付属センサ
付属センサの取り扱いについてご確認ください。
RTR-574 RTR-574-S |
照度・紫外線強度・温度・湿度 各1ch |
照度紫外線センサ ISA-3151 温湿度センサ THA-3151 高精度温湿度センサ SHA-3151(Sタイプ) |
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付属品: 単3アルカリ電池 LR6, USB Mini-B 通信ケーブル US-15C, 取扱説明書一式(保証書付) |
CO2濃度・温度・湿度を一定間隔で測定・記録する無線通信対応のデータロガーです。人が暮らせる環境での測定に適しています。
RTR-576-Sは高精度温湿度センサを付属しています。
測定項目と付属センサ
内蔵センサと付属センサの取り扱いについてご確認ください。
RTR-576 RTR-576-S |
CO2・温度・湿度 各1ch |
CO2センサ(内蔵) 温湿度センサ THA-3001 高精度温湿度センサ SHA-3151 |
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付属品: 単3アルカリ電池 LR6×4, ACアダプタ AD-06A1, USB Mini-B 通信ケーブルUS-15C, 取扱説明書一式(保証書付) |
RECマーク()が表示するまで、または非表示になるまで長押ししてください。
全項目もしくは複数項目をループ表示します。表示項目はWindowsソフトで設定します。
工場出荷時は照度と紫外線強度のループ表示です。
特定した項目のみを表示します。ボタンを押すごとに項目が切り替わるので、固定させたい項目のところでボタンを押すのをやめます。
温度か湿度どちらかの固定表示か、温度と湿度を交互表示に切り替えます。
ボタンを押すごとに表示が切り替わるので、表示させたい項目のところでボタンを押すのをやめます。
工場出荷時は交互表示です。
記録を停止します。
ボタンを約2秒間長押しして、現在の記録間隔を表示させます。
ボタンを1回押すごとに選択値が変わるので、希望の数値のところでボタンを押すのをやめます。
記録を再開します。
初めてご利用になるときは電池を入れてから電源を投入します。
RTR-574は電源ボタンの長押し
RTR-576は三角マークの方へスイッチ
電源を切る前に記録を停止してください。
電源を切っても電池残量がある限りは内部データを保護します。
RTR-576を外部電源に接続しているときは、電源を切ってもCO2センサが動作するため、センサエリア内部で電球が時々点灯します。
RTR-576はボタン操作でCO2センサの手動校正を行うことができます。
ソフトウェアで自動校正する方法、手動校正する際の注意事項や操作手順などは[校正/調整機能]で説明しています。
電池フタをはずし、+/−を間違えないように正しくセットしてください。
電池は使用期限内のものを使用してください。
(RTR-574をご利用の場合は3.へ)
RTR-576で長時間測定・記録するときは付属のACアダプタをご利用ください。
電池のみで測定・記録が可能な期間は約2日間です。ACアダプタを使用中に停電した場合にはバックアップ電源*になります。
*アルカリ電池を長期間機器に入れたままにすると、腐食・液漏れを起こすことがあります。バックアップ用電源として使用する場合は2、3年に1度の電池交換をおすすめします。
POWERボタンで機器の電源を入れます。
RTR-574はボタン長押し
RTR-576は三角マークの方へスイッチ
機器を記録状態()にすると機器は記録を開始します。
初めてご利用になるときはWindowsソフトで子機として登録をしてください。
RTR-576の電源を投入してからCO2濃度の現在値が正常に表示されるまで約1分間かかります。
電池のみで記録しているとき、電池を抜くとカウントを開始します(60秒間)。
記録を継続するにはカウント中に電池を交換するか、付属のACアダプタで電源供給してください。
電源を供給しないとスリープモードになります。
付属センサは接続ジャックに差し込んでください。
RTR-574の照度UVセンサと温湿度センサは上下どちらにも接続できます。
斜入射光特性(照度)
斜入射光特性(UV)
センサのシリアルNo.(0206xxxx、0207xxxx)により特性が異なります。センサ背面にあるNo.をご確認ください。
分光感度特性グラフ
点灯: データ記録中
点滅: 予約スタート待機中
非表示: 記録停止中
1目盛り記録データ2000個を示します。機器のデータ容量は8000個です。
通常は非表示です。
点灯: USBケーブルでパソコンに接続中
高速点滅: USB/無線で通信中
ワンタイム: データ記録容量が上限に達すると記録を停止します。
エンドレス: データ記録容量が上限に達すると先頭のデータに上書きして記録を継続します。
RTR-574:
電池の交換時期になると点灯します。
電池残量警告マーク
RTR-576:
電池残量の状態を3段階で表示します。電池のみで駆動中はマークが点滅します。
動作可能
交換時期
動作不可
測定対象に応じた単位を表示します。
照度と紫外線強度は積算値を表示します。
積算照度 lxh、klxh、Mlxh
積算紫外線量 mW/㎝²h、W/㎝²h
画面上段は温度・湿度の現在値を表示します。
画面下段はCO2濃度の現在値を表示します。
電池交換時期のマーク(/)が出てから、電池交換しないまま使い続けたときはスリープモードになり、記録を停止します。
Windowsソフト/スマホアプリで記録方式をワンタイムに設定した場合、子機内部の記録データが容量の上限 (8000個) に到達すると記録を停止します。
記録データを吸い上げてから記録を再開してください。
Windowsソフト/スマホアプリでボタン操作をロックしている場合、DISPLAYボタン以外はボタン操作ができません。
センサが接続されていません。センサを接続しなおしても測定値が表示されない場合、センサか機器の故障が考えられます。
測定と記録は継続しているため電池は消耗します。
センサが接続されていません。センサを接続しなおしても測定値が表示されない場合、センサか機器の故障が考えられます。
測定と記録は継続しているため電池は消耗します。
電源を入れたばかりのときに表示します。しばらく経っても現在値表示に戻らない場合はセンサの故障が考えられます。
電池残量が不足しているとCO2センサエラーになります。
機器の電源ボタンをONにした直後、ファームウェアバージョンを2秒ほど表示します。
Windowsソフトからもファームウェアバージョンを確認できます。
RTR-576の外部警報端子にブザーやランプといった外部装置を機器に取り付け、現場で警報監視できます。
適合コネクタ (PAP-04V-S: J.S.T社製)に配線した外部警報接続ケーブルAC0101を別途販売しております。販売店またはT&Dオンラインショップよりお求めください。
警報イネーブル | ① | 警報出力の有効/ 無効 | 3V 100KΩのプルアップ 許容入力電圧: 30V |
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② | GND | ||
警報出力 (OUT) | ③ | 出力端子(警報出力) | オープンドレイン出力 OFF時の電圧DC30V以下 ON電流0.1A以下 ON抵抗15Ω |
④ | GND |
警報出力は①-②間で警報出力の有効/無効に設定します。
警報出力が有効時に警報状態になると③-④間がつながって警報を出力します。
自動校正(オートキャリブレーション)は、RTR-576の測定値において、180時間の間に計測されたCO2濃度の最も低い値を、大気中のCO2濃度(400ppm付近)とみなして、段階的に自動補正する機能です。
工場出荷時、オートキャリブレーションはON(有効)になっていますが、常にCO2濃度が高い/低い(180時間内に最低値が400ppm付近にならない)環境で継続的に測定する場合には適しません。
具体的には以下のような環境ではOFF(無効)にしてください。
ご利用になっている親機の設定ユーティリティ-[子機設定]から切り替えます。
親機のWindowsソフトウェア(例: RTR500BM for Windows)から設定ユーティリティを起動し、USBまたはLAN経由で親機の設定画面を開きます。
[子機設定]メニューを開きます。
親機に登録済みの場合はリストより対象機器を選択し、[プロパティ]ボタンをクリックします。(未登録の場合は[登録]ボタンをクリックします。)
対象のRTR-576をパソコンにUSBケーブルで接続します。
子機の設定項目一覧が表示されます。
オートキャリブレーションのON/OFFを選択します。(他の設定項目については親機ごとの参照先でご確認ください。)
[設定]ボタンまたは[登録]ボタンをクリックします。
パソコン画面に表示される指示に従ってRTR-576の電源を入れなおします。
(ACアダプタを抜いてPOWERスイッチをOFFにし、再度ACアダプタを接続してPOWERスイッチをONにする)
RTR-576のボタン操作でCO2センサを手動校正する手順です。
現在測定中のCO2濃度を大気中のCO2濃度(400ppm付近)に校正します。
機器のPOWERスイッチをOFFにします。
DISPLAYボタンを押しながらPOWERスイッチをONにします。
DISPLAYボタンを押したまましばらく待つと、液晶表示に[CAL]と表示します。
一旦DISPLAYボタンを押すのをやめます。
もう一度DISPLAYボタンを押すと、上段は[CAL]、下段はCO2濃度を表示します。
INTERVALボタンを押すと、[=Air]か[= 0]で切り替えができます。
[=Air]が表示されている状態で手を離します。
機器から少し離れてCO2濃度の数値が安定するまでしばらく待ちます。
CO2濃度の数値が安定したら、REC/STOPボタンを押します。
[CAL]表示が[SET]表示になり校正処理が始まります。
1分程度経過すると校正処理が終了して通常の表示に戻ります。
CO2濃度の数値が400ppm付近の値になっていることを確認してください。
専用のソフトウェア アジャストメントツールを使って、子機ごとに測定値の調整をすることができます。
調整前、調整後の数値をもとにy=ax+bの一次式で補正を行います。(x:測定値 / y:補正後)
T&D Webサイト > ソフトウェア > アジャストメントツール ダウンロード
親機の登録リストから削除したとき、ご利用になっている親機のソフトウェアから初期化してください。
操作については本ヘルプ内の各項目を参照してください。
[RTR500BW for Windows]- [設定ユーティリティ-メインウインドウ]
[RTR500BM for Windows]-[親機の設定]-[ツール]
[RTR-500BC for Windows]-[ソフトウェアの動作設定]-[ツール]
機器からセンサを抜いて初期化してください。
ファームウェアのアップデートは機器をパソコンにUSB接続して行います。
ご利用になっている親機のソフトウェアを起動し、ランチャー画面から[アップデート情報]をクリックします。
T&Dアップデート確認ツール*を起動します。
[アップデート情報取得]ボタンをクリックすると、バージョンアップ内容/バージョン/日付を表示します。
RTR-574 ファームウェアアップデートプログラムまたはRTR-576 ファームウェアアップデートプログラムを選択します。
[選択したアップデートをダウンロードする]をクリックすると、アップデートダウンロードページ (T&D Webサイト\ソフトウェア\ソフトウェア詳細) をブラウザに表示します。
アップデートプログラムをダウンロードしてインストールすると、パソコンにUSB接続している子機のファームウェアをアップデートします。
*RTR500BシリーズのWindowsソフト、ファームウェアの最新情報をインターネットで自動通知します。