本体に関するQ&A

Q1: VFCモードとはなんですか?

CDC(アメリカ疾病予防センター)のワクチン管理に関する指示書に準拠した測定モードです。

VFCモードに対応しているのはTR71A/75Aです。
[記録スタート]タブでVFCモードと通常モードの切り替えができます。
モードによる動作の違いは以下のとおりです。

通常モード VFCモード
Max/Min 測定値の最大・最小値。本体ボタン操作、アプリによる設定、または新たに記録開始でリセット可 記録値の最大・最小値。本体ボタン操作、アプリによる設定、または新たに記録開始でリセット可
警報判定時間 9通りから選択(30秒〜60分)
測定値がしきい値を超えた、またはセンサ異常が発生した状態が判定時間を超えたら警報とみなす
0秒
記録値がしきい値を超えた、またはセンサ異常が発生したら警報とみなす
警報表示
[ALM]マーク
上下限値警報もセンサ警報も、警報状態から復帰したら表示は消える 上下限値警報はしきい値の範囲内に戻っても表示は消えない
センサ警報は異常が解消したら表示は消える

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Q2: 液晶画面表示から [ALM]マークを消す方法を教えてください。(TR7A)

センサ警報と電池警報は正常復帰すれば自動で消えます。
VFCモードで測定時に上限値/下限値警報が発生した場合は、いずれかを実行するまで[ALM]マークは消えません。

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Q3: 登録コードとシリアル番号はどこで確認できますか

登録コードは製品付属のシールに記載されています。シリアル番号は、機器の底面部にも記載されています。
登録コードは、意図しない第三者に知られることのないようご注意ください。登録コードの再発行、変更はできません。

本ソフトウェア/スマホ専用アプリでも確認できます。

TR7 for Windows:
対象機器をUSB接続して確認できます。

T&D Thermo:
Bluetooth通信 / 無線LAN直接通信が可能な機種で、ご利用中のアプリに機器を追加済みであれば、[詳細設定]メニューの[設定一覧表示]から確認できます。
以下は、Bluetooth通信で設定一覧表示を開く流れです。

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Q4: データロガーの電源が入りません

以下ご確認ください。

  • 電池が挿入され、電池残量が十分であること
  • 電池の向きが正しいこと
  • USBバスパワーで給電している場合、USBケーブルが正しく接続されているか
  • PoE給電ポートにLANケーブルが接続されているか(有線LANタイプ)
  • 本体の<PWR>ボタンを押して電源を入れているか

以上の点を確認して電源が入らない場合は、本製品をお買い上げいただいた販売店かサポートからお問合せください。

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Q5: データロガーはどこに設置したらよいですか?

用途やデータ収集方法によって異なりますので、以下をご参考ください。

  • 本体とセンサに水・油等のかからない場所
  • 煙や埃、結露の影響が少ない場所
  • LANへの接続環境がある場所 (おんどとり Web Storage / T&D Data Serverに記録データを自動送信する場合)
  • 本体を回収しやすい場所 (パソコンにUSB接続して記録データを吸い上げる場合)
  • 本体のボタン操作ができる場所 (無線LAN直接通信(wb/wf)で記録データを吸い上げる場合)

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Q6: 海外で使えますか?

有線LANタイプの機器は国・地域に関係なくご利用いただけます。
無線LANタイプの機器は以下の認証を受けています。
技術基準適合証明(日本) 、FCC(米国)、IC(カナダ)、CE(EU)
上記以外の認証が必要な国・地域でのご利用は法律により罰せられることがあります。

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Q7: センサのメンテナンスは必要ですか?

温度センサ

温度センサのセンサ素子には精度に影響するほどの経年変化はありませんが、センサに浸入した水分など外的要因により影響が出ることはあります。
購入時より誤差が大きくなった場合はセンサの交換をおすすめします。

温湿度センサ

温湿度センサの感度や精度は通常の使用条件下であっても経年変化によって劣化します。特にTHA-3001、THA-3151、RSH-4030、RSH-4010は、約1年間の使用を目安に交換することをおすすめします。悪環境(煙や粉塵の多い場所など)で使用している場合は早めに交換してください。

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Q8: センサの長さは延長できますか?

センサ延長ケーブル(オプション)の使用により延長が可能です。温度センサ1本につき3mまで、温湿度センサ1本につき9mまで延長可能です。
本製品をお買い上げいただいた販売店よりご購入ください。

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Q9: 内蔵温度センサの数値がおかしいのですが?(TR71A, TR-71wb/71nw/71wf)

本体が発熱すると内蔵センサに影響します。自動送信の通信頻度によっては0.3°C上昇します。特に外部電源使用時は測定値が大幅に上昇しますので、外付けセンサのご利用をおすすめします。

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Q10: 温度の数値がおかしいのですが?(熱電対温度データロガーTR75A, TR-75wb/75nw/75wf)

本ソフトウェアの [記録スタート]設定か、T&D Thermoの [記録設定] にて、接続するセンサタイプの設定が必要です。実際に接続しているセンサと設定が同タイプになっているかご確認ください。
外部電源(USBまたはPoE)を使用していて、測定値が安定しなくなるときはGND端子を接地してください。

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Q11: 校正を依頼できますか?

温度、湿度の校正を有償で承ります(熱電対温度は対象外です)。
校正をご希望のお客様は製品を購入された販売店へご依頼ください。販売店が不明な場合はティアンドデイWebサイトの[校正] を開き、ご依頼の手順や料金など詳細をご理解いただいたうえで、最寄りの正規販売店へご依頼ください。
正規販売店: https://www.tandd.co.jp/buy/dealer/
校正について: https://www.tandd.co.jp/proofreading/

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Q12: MACアドレスが00:00:00:00:00:00になっています (TR-71wf/72wf(-H))

機器の無線LANが正常に動作していない状態です。
ファームウェアを最新の状態にしてから、無線LANファームウェアアップデートツールを実行してください。

無線LANファームウェアアップデートツール
TR-71wf/72wf: https://www.tandd.co.jp/software/tr7wf-lan-recovery.html
RT/RS-14: https://www.tandd.co.jp/software/rtrs14-lan-recovery.html

参考: Q14: ファームウェアバージョンの確認方法とアップデートについて教えてください

注意

アップデートに失敗するときは、無線LANファームウェアアップデートツールを数回実行してみるか、パソコンを替えてお試しください。何度も失敗する場合は機器の故障が考えられます。

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Q13: 通信プロトコルを公開してもらいたいのですが?

ご希望のお客様はサポートからご相談ください。

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Q14: ファームウェアバージョンの確認とアップデートの方法を教えてください

ファームウェアのアップデートは機器の不具合を改善する、または新しい機能を利用するために行うものですので、ご利用中のWindowsソフト/スマホアプリと合わせて最新の状態にしていただくことをおすすめします。

ファームウェアバージョンの確認方法:

  1. 本ソフトウェアで確認できます。
  2. 機器の電源ボタンをONにした直後、ファームウェアバージョンを2秒ほど表示します。
    (記録停止してから操作します)
  3. おんどとり Web Storage [機器設定]メニューより、対象機器の[機器設定]ボタンをクリックして機器情報で確認できます。

アップデートについて:
アップデートの手順、注意、バージョンアップ内容等は各プログラムのダウンロードページで説明しています。
TR71A/72A(-S): https://www.tandd.co.jp/software/tr71a-tr72a-firmware.html
TR75A: https://www.tandd.co.jp/software/tr75a-firmware.html
TR-71nw/72nw(-S/-H): https://www.tandd.co.jp/software/tr71nw-tr72nw-firmware.html
TR-75nw: https://www.tandd.co.jp/software/tr75nw-firmware.html
TR-71wb/72wb(-S): https://www.tandd.co.jp/software/tr71wb-tr72wb-firmware.html
TR-75wb: https://www.tandd.co.jp/software/tr75wb-firmware.html
TR-71wf/72wf(-H): https://www.tandd.co.jp/software/tr71wf-tr72wf-firmware.html
TR-75wf: https://www.tandd.co.jp/software/tr75wf-firmware.html
ESPEC製品: https://www.monitoring.especmic.co.jp/support

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Q15: データロガーの電池寿命はどのくらいですか?

電池寿命の目安は以下のとおりです。
  TR71A/72A(-S)/75A
TR-71wb/72wb(-S)
TR-71nw/72nw(-S/-H) TR-75wb TR-75nw
条件 自動送信間隔
· 自動送信 ON
· Bluetooth ON (A/wb)
· 記録間隔10秒以上
1分 10日
10分 2ヶ月
1時間 1年 10ヶ月 7ヶ月
12時間以上 15ヶ月 1年半 1年
  • 電池寿命は通信回数、LAN環境、周辺温度、記録間隔、電池性能などにより異なります。新しい電池を使用したときの標準的な動作であり、電池寿命を保証するものではありません。
  • Bluetooth通信機能をOFFにして利用した場合、電池寿命は約1.2倍になります。[設定]メニューからBluetooth通信ON/OFFの切り替えができます。

長期にわたって測定する場合は外部電源をご利用ください。

  • USBバスパワー 5V 200mA
  • ACアダプタ USB Mini-Bタイプ (オプションAD-05A2)
  • PoE IEEE 802.3af (TR-7nwのみ)

機器の電池寿命警告マークと警報メール送信
電池警報をONにしている機器は、機器の画面に電池寿命警告マークが点滅/点灯したタイミングで警報とみなされ、Eメールを送信します。

電池寿命警告マーク()の点滅/点灯の違いは以下のとおりです。
TR7A 点滅: 電池残量わずか(警報メール送信)
点灯: 自動送信機能の停止(記録は継続しています)
TR-7wb/nw 点灯: 電池残量わずか(警報メール送信)
画面表示が消えるまで放置すると機器内部のデータを消失します。
TR-7wf 点灯: 電池残量わずか(電池警報に対応していません)
画面表示が消えるまで放置すると機器内部のデータを消失します。

  • 警報設定のON/OFFに関わらず、スマホアプリT&D Thermo、Webブラウザ(おんどとり Web Storage / T&D DataServer)で電池状態を常時確認できます。

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