設定後の動作に関するQ&A

Q1: 記録データ/警報/現在値が届きません

下記事項を確認してください。

基本的な確認事項

  • RTR-500NW/500AWをパソコンにUSB接続していないかご確認ください。
    パソコンにUSB接続している間は、記録データ/警報/現在値の取得や送信を行いません。

機器設置後に送信テストをしていない場合

機器設置後の送信テストに成功している場合

  • RTR-500NW/500AWにACアダプタからの電源供給がされているかご確認ください。
  • LANケーブルの切断、HUBや無線LANアクセスポイントの故障など、物理的な問題が発生していないかご確認ください。
  • Eメール/FTPを使用する場合、設定したメールサーバまたはFTPサーバが正常に動作しているか確認する必要があります。パソコンからメールソフト/FTPクライアントソフトを利用し、メールサーバまたはFTPサーバに接続できるかご確認ください。接続できない場合、接続先のプロバイダまたはサーバの管理者にお問い合わせください。
  • おんどとり Web Storageを使用する場合、データ使用量が上限に到達していないかご確認ください。
    データ使用量はおんどとり Web Storageにログイン後の画面で確認することができます。詳しくはおんどとり Web StorageのWebサイトをご覧ください。

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Q2: 現在値データ(.xml)が開けません

現在値送信でEメールまたはFTPに送信される現在値データ(.xml)は、通常の記録データとは異なるファイルフォーマットとなっており、T&D Graphで開くことはできません。お客様が独自のプログラムを作成し、そのプログラムの中で現在値データを利用する場合にご使用ください。

詳しくは、システム連携をするを参照してください。

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Q3: 設置後に親機-子機間の電波強度を確認できますか?

ネットワーク経由でも親機-子機間の電波強度を確認することができます。
RTR500BW 設定ユーティリティから電波強度を確認したい親機の設定画面を開き、[無線ルート設定]メニューの[電波強度の確認]ボタンをクリックすると親機-子機間の電波強度を確認できます。

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Q4: 子機と無線通信ができません

下記事項を確認してください。

  • 子機の電池残量が十分か確認してください。
    参考>>Q5: 子機の電池残量を確認する方法はありますか?
  • 子機からの電波が障害物などによって遮られていないか確認してください。
    電波状況が悪い場合は、中継機の設置をご検討ください。
    参考>>無線通信機器の設置時の注意事項
  • CH BUSYが点灯している場合、無線通信チャンネルに空きがありません。周波数チャンネルを変更してください。

    注意

    周波数チャンネルを変更するには、同一周波数チャンネルの子機(中継機)を全て削除した後、子機(中継機)を再登録する必要があります。再登録する際に周波数チャンネルを変更してください。

  • 中継機を設置している場合は、中継機の電池残量が十分か確認してください。外部電源などを使用している場合は、正しく接続されているか確認してください。

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Q5: 子機の電池残量を確認する方法はありますか?

以下の方法で確認することができます。

  • 子機本体の液晶表示部を確認します。電池電圧が低下すると"BAT"マークを表示します。
  • 現在値モニタを利用します。
  • おんどとり Web Storageを利用します。
  • 警報機能を利用します。電池電圧が低下すると警報メールで電池電圧が低下していることを知らせます。
  • 現在値送信機能を有効にし、システム連携します。現在値データファイル内に、電池残量の情報があります。

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Q6: 無線通信を使用せずに記録データを吸い上げる方法はありますか?

専用アプリケーションデータ吸い上げツール を使用することにより、直接パソコンに記録データを吸い上げることができます。

詳しくは記録データを光通信で吸い上げるをご覧ください。

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Q7: 設定した時間通りに自動収集されません

記録データ送信/現在値送信の時刻が重なった場合、設定した時間通りにデータの送信が行われない場合があります。

同時刻に複数の送信処理が発生した場合の優先度は、警報、現在値、記録データの順となっております。

詳しい仕様は、記録データ自動送信の仕様をご覧ください。

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Q8: RTR-500NW/500AWで吸い上げた記録データを修正できますか?

記録データの信頼性を保つため、吸い上げた記録データファイル(.trz)をソフトウェア上で修正することはできません。

記録データを修正するには、T&D Graphで記録データをテキスト形式(.csv)で別名保存し、市販の表計算ソフト等で編集してください。
テキスト形式で保存したデータはT&D Graphで開くことはできません。

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Q9: 子機の記録データを削除することはできますか?

記録データの削除のみを行うことはできません。記録を開始すると子機内の記録データは削除されます。

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Q10: 一度テキストファイルに出力した記録データをT&D Graphで読み込むことはできますか?

記録データの信頼性を保つため、テキスト形式で保存したデータはT&D Graphで開くことはできません。

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Q11: データ吸い上げ時に"全データ"を指定したにも関わらず、記録データが実際のデータ数より少ない場合があるのですが?

この状態は無線通信による記録データ吸い上げを手動で行う場合に以下の条件を全て満たすと発生します。

  • RTR-574/576から無線通信で吸い上げる場合
  • 記録間隔が短い場合(概ね1分以下、無線通信の環境によって変わります)

RTR-574/576から記録データを吸い上げる場合、チャンネルごとに2回にわけて吸い上げを行っています。
記録間隔が短いと無線通信実施中に測定値が増え、1回目・2回目のどちらか一方にしか測定値が存在しないケースが発生します。

RTR-500NW/500AWは、1回目・2回目の両方に存在する測定値のみを記録データとして出力するため、吸い上げた記録データ数が子機にある記録データ数より少なくなる場合があります。

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Q12: 指定したモニタリング間隔または送信間隔で、現在値が更新されていないのですが?

以下の場合、RTR500BW 設定ユーティリティで指定したモニタリング間隔または送信間隔で現在値が更新されません。

現在値モニタ利用時

  • 子機の記録間隔が現在値のモニタリング間隔または送信間隔より長い場合
    現在値モニタや、現在値送信時に使用される値は、子機の最新の記録値です。
    子機の記録間隔が現在値のモニタリング間隔または送信間隔より長い場合、子機が次の記録を行うまで同じ値を使用することになるため、意図したモニタリングができません。子機の記録間隔が、現在値のモニタリング間隔または送信間隔より短くなるよう設定してください。

    例: 子機の記録間隔1時間、現在値のモニタリング/送信間隔10分で設定 → 1時間しないと測定値が更新されない

現在値送信(Eメール/ FTP)、おんどとり Web Storage利用時

  • 子機の記録間隔が現在値のモニタリング間隔または送信間隔より長い場合
    現在値送信で使用される値は、子機の最新の記録値です。
    子機の記録間隔が、現在値のモニタリング間隔または送信間隔より短くなるよう設定してください。

    例: 子機の記録間隔1時間、現在値送信間隔10分、Eメール送信で設定 → 10分毎にEメールが送信されるが、Eメール内の現在値は1時間しないと更新されない

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