MKT(平均動態温度)を算出する
温度データを元にMKT値を算出できます。
Mean Kinetic Temperature(MKT: 平均動態温度)
MKTとは、物質が一定の期間を通して変動する温度の影響をうけた場合と同じ影響を与える一定温度です。
欧米の輸送業界で物質の経時変化を評価する値として活用されています。
例:
- 薬品や食品など腐りやすいものの保管・運搬・流通時における温度負荷の評価
- 植物や酵母など室内空調による温度負荷の評価
- 記録データを開きます。
- [ツール]メニューから[MKT Calculator]を選択します。
- [実行]ボタンをクリックすると算出したMKT値を表示します。
単位(°C / °F / ケルビン)を切り替えて確認できます。
計算式:
MKT = 平均動態温度
ΔH = 活性化エネルギー*
R = 気体定数(8.314472 J/mol·K)
T1 = 初回のケルビン温度
Tn = n(任意数)回目のケルビン温度
*ΔHの標準値は83.14472 kJ/molです。さらに適正とされる値がある場合は、変更して計算することができます。