加速度的に変わる情報化社会の中、
おんどとりが辿ってきた道は
一体どんなものだったのでしょうか。
私たちの製品は30年間
データの信頼性を第一に掲げ、
常に時代の一歩先を進んできました。
この特別な節目の年に
その歴史と進化の軌跡を
時代背景と共に振り返ります。
HISTORY
1994年 最初の「おんどとり」(TR-71)発売
初代「おんどとり」発売。温度2チャンネルタイプで型式はTR-71。独自の測定方式、安定した測定精度、省電力設計による電池での動作など、当時確立された技術は現行モデルにも継承されている。ソフトウェアも無料で付属し、高性能で優れたコストパフォーマンスを実現。当時のデータロガーとしては画期的な製品だった。
-
プレイステーション発売
初代おんどとり
登場1994-1995
- 忘れもしない1994年のことだ。全国的に記録的な猛暑となったこの年におんどとりは生まれた。私たちは、 設立以来のOEM製品開発から一歩を踏み出し、自社ブランド「おんどとり」を市場投入した。 この小さなサーモレコーダーの真価は、その利便性とアクセシビリティにあった。高価で大型のデータロガーしかなかった時代において、 小型でありながら手頃な価格設定。 無料の専用ソフトを使い、当時普及し始めたパソコンで、8チャンネルにも及ぶデータを カラーグラフ表示できる機能。 単4電池2本で1年間も持続する 省エネ性能。
- 温度をはかる「おんどとり」はこの夏の暑さのように市場に熱風を巻き起こし、農業、漁業、工業、食品、流通、サービス業など、多岐にわたる業種のユーザーを引き寄せた。「おんどとり」の開発には、市場の枠を超え、幅広いニーズに応えるというティアンドデイの強い意志が込められていた。高度な技術をユーザーフレンドリーな製品デザインと組み合わせることで、 データロガーという分野の新たなフィールドを切り開いたのだ。 温度のみの計測から始まった「おんどとり」は、その一年後、温度に加え湿度の計測も可能なモデルを展開した。初代「おんどとり」は一製品としての成功を超え、30年経った今なお、 ティアンドデイの前進と市場への新たな貢献のシンボルとなっている。
HISTORY
1995年 温度・湿度の2チャンネル対応(TR-72)
温度に加え湿度の測定機能を追加したデータロガー「おんどとり TR-72」を発売。1台で温湿度の同時記録が可能になった。
1996年 小型防水「おんどとりJr.」
防水性を備えた小型温度データロガー「おんどとりJr.」シリーズの初代モデルが登場。屋外、寒冷地、冷凍庫といった過酷な環境下での温度管理ができるようになった。
1999年 無線通信タイプ「RTR-7」
無線通信機能を搭載した「おんどとり RTR-7シリーズ」を発売。親機・子機・中継機と1台3役になるワイヤレスデータロガーの登場だった。子機が測定・記録したデータは特定小電力無線でパソコンに取り込むことができ、広範囲の温度管理が可能になった。
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Windows95発売
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インターネットが一般に公開
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World Wide Webが普及
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羽生善治が将棋タイトル7冠独占
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たまごっち大流行
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USB規格が普及
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長野オリンピック開催
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ユーロ導入・ユーロ圏誕生
ワイヤレスな
おんどとり1999
-
時は世紀末。新世紀への期待と2000年問題に揺れ動くなか、
無線通信機能を搭載したおんどとり「RTR-7」は、無線データ通信が世の中に受け入れられるかどうかの試金石として、市場投入された。
当時、「無線通信」といえば音声通話であり、無線によるデータ通信という発想は全く一般的ではなかった。
「無線通信」機能を備えたことにより、それまでのモデルにはなかった、離れた場所から機器をモニタリングする機能、上限/下限値の設定を超えると発報される警報監視機能など、 「おんどとり」の可能性を拓く新たな仕様が搭載されたRTR-7は様々な場面で躍進していく。 - 後に、冷蔵冷凍や輸送に適したデュラブルな「おんどとりJr.」が発売され、ネットワークやモバイルに対応した現在のRTR500Bへと連なるワイヤレスデータロガーのシリーズとして展開し「おんどとり」の活躍の場を更に広げていくが、RTR-7はそれら製品の根幹となるモデルであった。 今や日常生活の中で当たり前となっているワイヤレスの概念だが、「おんどとり」はその技術の導入によって革新的な進歩を遂げたのである。 新世紀の幕開けと共に、「おんどとり」の無線通信によるデータ自動収集時代の幕が開けた。
HISTORY
2000年 海外販売開始
アメリカ、ヨーロッパでの「おんどとり」販売が開始された。 海外でもT&D製データロガーの性能が認められ、スペースシャトルの機体管理やワインをはじめとする食品製造業界などで使われるようになる。
2002年 小型防水ワイヤレス「RTR-5」
小型防水でワイヤレス機能を搭載したRTR-5シリーズの登場。親機は、ハンディタイプ・USBタイプ・ネットワーク接続タイプの3機種。無線によるデータ収集、モニタリング、警報監視ができ、インターネット経由でのデータ管理も可能だった。
2003年 USB通信対応「TR-71U/72U」
USB通信に対応したTR-7シリーズ「おんどとり TR-71U/72U」が登場。本体の小型化、データ通信速度の高速化等の新機能を搭載するなど、さらに進化した。
2005年 ネットワーク対応「TR-71W/72W」
インターネット、LANを経由して温度湿度データの収集、モニタリング、警報メール送信が行えるネットワーク接続タイプ「おんどとり TR-71W/72W」が登場。
2007年 食品中心温度 おんどとりPushWireless
食品内部の温度や液温をボタン1つで簡単に記録できる、針状センサを備えた携帯型中心温度記録計。温度、品目、作業者などのデータは無線で親機に自動送信された。
2009年 おんどとり Web Storage
無料で利用できるクラウドサービス「おんどとり Web Storage」を開始。Web上で「おんどとり」のデータ閲覧が可能に。
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シドニーオリンピックで
日本が多数のメダル獲得 -
無線LAN規格(Wi-Fi)が普及
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3G通信普及
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FIFAワールドカップ日韓大会
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愛・地球博が開幕
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AmazonがAWSを立ち上げ
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クラウドコンピューティングが本格化
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iPhoneの登場
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iPhone 3G日本で発売
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Android OS搭載端末発売
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裁判員裁判開始
おんどとり
Web Storage2009
-
いつの時代でも、最先端のテクノロジーというものはわくわくするものである。1995年、当時の最先端技術を詰め込んだWindows95が発売された。インターネット接続機能が標準装備されたこのOSの発売を皮切りに、Yahoo検索エンジンの登場、iモードの発売、iPhone3GやAndroid端末の発売を経て、インターネットは急速に普及していく。
インターネットが私たちの生活に深く浸透し、あらゆる情報に手軽にアクセスできるようになった頃、 「おんどとり」とインターネットの親和性に注目した我々は、後のクラウドサービスの先駆けとなる「おんどとり Web Storage」を発表した。 -
「おんどとり Web Storage」はクラウド上に「おんどとり」で記録したデータを保存/蓄積する。パソコンはもちろん、スマホやタブレットなど身近なデバイスから、リアルタイムでのデータのモニタリングや機器の設定が可能になった。時間や場所に束縛されることなく、文字通り
「いつでも、どこからでも、自由に」
データへのアクセスできるようになったのである。 「おんどとり Web Storage」の発売後、クラウドを利用したサービスが加速度的に世間に広がっていくが、”クラウド” という言葉が一般に広く認知される前に、おんどとりは新たな進化を遂げていた。
これ以降、「おんどとり」の主力製品が次々とWeb Storageに対応していく。
HISTORY
2009年 赤外線通信対応「TR-7Ui」
従来のUSB通信に加え、赤外線通信機能を搭載した「おんどとり TR-71Ui/72Ui」。携帯電話を使ってデータの収集/閲覧/保存、「おんどとり Web Storage」へのデータ送信などができるようになった。
2010年
クラウドへのデータ自動送信対応
ワイヤレス「RTR-500」
親機/子機間の無線通信距離を伸ばし、無線LAN、有線LAN、3G回線に接続可能な親機を擁した小型防水ワイヤレス「おんどとりRTR-500シリーズ」が登場。「おんどとり Web Storage」への記録データ送信、警報のEメール送信に対応。
2013年
単体でクラウドへデータ送信
「TR-7wf/nw」
基本の「おんどとり」がクラウドに完全対応し、「おんどとり Web Storage」への記録データ自動送信が実現。ティアンドデイで最も人気のあるシリーズで遠隔からの温度湿度管理がいっそう容易に。
2013年
スマホアプリ「T&D Thermo」
配信開始
TR-7wf/nwシリーズ用スマホアプリ「T&D Thermo」を配信開始。「おんどとり」が記録したデータを、スマートフォンで手軽にチェックできるようになった。
2017年 Bluetooth対応小型防水「TR4」
「おんどとりJr.」のBluetooth版を発売。スマホでロガーを自動検知、温度データを手軽にチェック。スマホ経由でクラウドにデータを送信すればどこからでも閲覧可能。温度管理が飛躍的に簡単になった。
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裁判員裁判開始
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「はやぶさ」が地球に帰還
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LTE普及
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iPadの発売
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山中伸弥氏がノーベル賞を受賞
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3Dプリンティング技術の進展
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ソチ五輪フィギュアで羽生結弦が金メダル
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マイナンバー制度の開始
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大谷翔平がメジャーリーグに移籍
TR42017
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Bluetooth技術が世の中を席巻している。1999年の発表当初、接続時の不安定さや音質の悪さなどから敬遠されていたBluetooth技術だったが、着々と改良を重ね、2010年代になると世間でも本来の利便性が注目され始めていた。
離れた場所からのデバイス同士の接続が容易になり、有線だった接続が次々とコードレスになっていく。通勤時に鞄の中で絡まっていたイヤホンのコードも、デスクの上を雑然とさせていたマウスとキーボードのケーブルも取り払われ、物理的な煩わしさから開放された。Bluetooth技術が世の中の色々な機器に適用され始めた頃、我々は Bluetooth対応の小型防水おんどとり「TR4」を発売した。 - Bluetooth機能を駆使して、スマートフォンやタブレットでデータ収集することをコンセプトにした「おんどとり」の、市場への投入である。「TR4」はBluetooth通信に対応することで、温度管理の利便性を大幅に向上した。特にその パソコンが不要なセットアップの手軽さと、多様な使用シーンに対応する柔軟性 は、これまでにないスムーズな温度測定体験をユーザーにもたらし、より快適で効率的な、温度管理の新たなスタンダードを確立した。
HISTORY
2019年 Bluetooth/無線LAN機能「TR-7wb」
おんどとりの人気シリーズTR-7に、無線LAN機能に加えBluetooth機能を搭載した新モデル「TR-7wb」が登場。無線LANによるデータの自動送信と、Bluetoothによるスマホとの直接通信の両方が可能になった。スマートフォンアプリもより使いやすくリニューアル。
2020年 ワイヤレスタイプリニューアル「RTR500B」
IoTに適したワイヤレスデータロギングシステム「RTR500Bシリーズ」で、HTTPSによる安全な通信や、スマートフォンアプリ・クラウドからの機器設定が可能に。無線LAN/有線LAN、4Gモバイル回線によるデータ転送オプションを提供し、温度、湿度、電圧など多様な項目の測定に対応。
2022年 HTTPS通信 ワクチン対応「TR7A」
Bluetoothおよび無線LAN機能を搭載し、温度・湿度データのクラウド自動送信や警報通知を実現する「おんどとり」のTR7シリーズがリニューアル。本体液晶での同時2ch表示、最大/最小値・警報表示、アメリカのワクチン管理に適合した記録モード(一部モデル)を追加。本体データ記録容量は大幅に増加し、HTTPSによる安全な通信もサポート。
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新元号「令和」を発表
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リモートワークブーム
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日本での5Gサービス開始
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東京オリンピック開催
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藤井聡太が史上初の八冠全冠制覇
HISTORY
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プレイステーション発売
1994年
最初の「おんどとり」(TR-71)
発売
初代「おんどとり」発売。温度2チャンネルタイプで型式はTR-71。独自の測定方式、安定した測定精度、省電力設計による電池での動作など、当時確立された技術は現行モデルにも継承されている。ソフトウェアも無料で付属し、高性能で優れたコストパフォーマンスを実現。当時のデータロガーとしては画期的な製品だった。
初代おんどとり
登場1994-1995
- 忘れもしない1994年のことだ。全国的に記録的な猛暑となったこの年におんどとりは生まれた。私たちは、 設立以来のOEM製品開発から一歩を踏み出し、自社ブランド「おんどとり」を市場投入した。 この小さなサーモレコーダーの真価は、その利便性とアクセシビリティにあった。高価で大型のデータロガーしかなかった時代において、 小型で3万円以下という価格設定。 無料の専用ソフトを使い、当時普及し始めたパソコンで、8チャンネルにも及ぶデータを カラーグラフ表示できる機能。 単4電池2本で1年間も持続する 省エネ性能。
- 温度をはかる「おんどとり」はこの夏の暑さのように市場に熱風を巻き起こし、農業、漁業、工業、食品、流通、サービス業など、多岐にわたる業種のユーザーを引き寄せた。「おんどとり」の開発には、市場の枠を超え、幅広いニーズに応えるというティアンドデイの強い意志が込められていた。高度な技術をユーザーフレンドリーな製品デザインと組み合わせることで、 データロガーという分野の新たなフィールドを切り開いたのだ。 温度のみの計測から始まった「おんどとり」は、その一年後、温度に加え湿度の計測も可能なモデルを展開した。初代「おんどとり」は一製品としての成功を超え、30年経った今なお、 ティアンドデイの前進と市場への新たな貢献のシンボルとなっている。
HISTORY
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Windows95発売
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インターネットが
一般に公開 -
World Wide Webが普及
1995年
温度・湿度の2チャンネル対応
(TR-72)
温度に加え湿度の測定機能を追加したデータロガー「おんどとり TR-72」を発売。1台で温湿度の同時記録が可能になった。
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羽生善治が
将棋タイトル7冠独占
1996年 小型防水「おんどとりJr.」
防水性を備えた小型温度データロガー「おんどとりJr.」シリーズの初代モデルが登場。屋外、寒冷地、冷凍庫といった過酷な環境下での温度管理ができるようになった。
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たまごっち大流行
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USB規格が普及
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長野オリンピック開催
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ユーロ導入・ユーロ圏誕生
1999年 無線通信タイプ「RTR-7」
無線通信機能を搭載した「おんどとり RTR-7シリーズ」を発売。親機・子機・中継機と1台3役になるワイヤレスデータロガーの登場だった。子機が測定・記録したデータは特定小電力無線でパソコンに取り込むことができ、広範囲の温度管理が可能になった。
ワイヤレスな
おんどとり1999
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時は世紀末。新世紀への期待と2000年問題に揺れ動くなか、
無線通信機能を搭載したおんどとり「RTR-7」は、無線データ通信が世の中に受け入れられるかどうかの試金石として、市場投入された。
当時、「無線通信」といえば音声通話であり、無線によるデータ通信という発想は全く一般的ではなかった。
「無線通信」機能を備えたことにより、それまでのモデルにはなかった、離れた場所から機器をモニタリングする機能、上限/下限値の設定を超えると発報される警報監視機能など、 「おんどとり」の可能性を拓く新たな仕様が搭載されたRTR-7は様々な場面で躍進していく。 - 後に、冷蔵冷凍や輸送に適したデュラブルな「おんどとりJr.」が発売され、ネットワークタイプやハンディタイプの収集機を擁しRTR-5→RTR-500→RTR500Bのモデルが登場し、「おんどとり」の活躍の場を更に広げていくが、RTR-7はそれら製品の根幹となるモデルであった。 今や日常生活の中で当たり前となっているワイヤレスの概念だが、「おんどとり」はその技術の導入によって革新的な進歩を遂げたのである。 新世紀の幕開けと共に、「おんどとり」の無線通信によるデータ自動収集時代の幕が開けた。
HISTORY
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シドニーオリンピックで
日本が多数のメダル獲得
2000年 海外販売開始
アメリカ、ヨーロッパでの「おんどとり」販売が開始された。 海外でもT&D製データロガーの性能が認められ、スペースシャトルの機体管理やワインをはじめとする食品製造業界などで使われるようになる。
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無線LAN規格
(Wi-Fi)が普及 -
3G通信普及
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FIFAワールドカップ
日韓大会
2002年 小型防水ワイヤレス「RTR-5」
小型防水でワイヤレス機能を搭載したRTR-5シリーズの登場。親機は、ハンディタイプ・USBタイプ・ネットワーク接続タイプの3機種。無線によるデータ収集、モニタリング、警報監視ができ、インターネット経由でのデータ管理も可能だった。
2003年 USB通信対応「TR-71U/72U」
USB通信に対応したTR-7シリーズ「おんどとり TR-71U/72U」が登場。本体の小型化、データ通信速度の高速化等の新機能を搭載するなど、さらに進化した。
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愛・地球博が開幕
2005年 ネットワーク対応「TR-71W/72W」
インターネット、LANを経由して温度湿度データの収集、モニタリング、警報メール送信が行えるネットワーク接続タイプ「おんどとり TR-71W/72W」が登場。
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AmazonがAWSを立ち上げ
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クラウドコンピュー
ティングが本格化
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iPhoneの登場
2007年 食品中心温度 おんどとりPushWireless
食品内部の温度や液温をボタン1つで簡単に記録できる、針状センサを備えた携帯型中心温度記録計。温度、品目、作業者などのデータは無線で親機に自動送信された。
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iPhone 3G日本で発売
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Android OS搭載端末発売
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裁判員裁判開始
2009年 おんどとり Web Storage
無料で利用できるクラウドサービス「おんどとり Web Storage」を開始。Web上で「おんどとり」のデータ閲覧が可能に。
おんどとり
Web Storage2009
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いつの時代でも、最先端のテクノロジーというものはわくわくするものである。1995年、当時の最先端技術を詰め込んだWindows95が発売された。インターネット接続機能が標準装備されたこのOSの発売を皮切りに、Yahoo検索エンジンの登場、iモードの発売、iPhone3GやAndroid端末の発売を経て、インターネットは急速に普及していく。
インターネットが私たちの生活に深く浸透し、あらゆる情報に手軽にアクセスできるようになった頃、 「おんどとり」とインターネットの親和性に注目した我々は、後のクラウドサービスの先駆けとなる「おんどとり Web Storage」を発表した。 -
「おんどとり Web Storage」はクラウド上に「おんどとり」で記録したデータを保存/蓄積する。パソコンはもちろん、スマホやタブレットなど身近なデバイスから、リアルタイムでのデータのモニタリングや機器の設定が可能になった。時間や場所に束縛されることなく、文字通り
「いつでも、どこからでも、自由に」
データへのアクセスできるようになったのである。 「おんどとり Web Storage」の発売後、クラウドを利用したサービスが加速度的に世間に広がっていくが、”クラウド” という言葉が一般に広く認知される前に、おんどとりは新たな進化を遂げていた。
これ以降、「おんどとり」の主力製品が次々とWeb Storageに対応していく。
HISTORY
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裁判員裁判開始
2009年 赤外線通信対応「TR-7Ui」
従来のUSB通信に加え、赤外線通信機能を搭載した「おんどとり TR-71Ui/72Ui」。携帯電話を使ってデータの収集/閲覧/保存、「おんどとり Web Storage」へのデータ送信などができるようになった。
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「はやぶさ」が地球に帰還
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LTE普及
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iPadの発売
2010年
クラウドへのデータ自動送信対応
ワイヤレス「RTR-500」
親機/子機間の無線通信距離を伸ばし、無線LAN、有線LAN、3G回線に接続可能な親機を擁した小型防水ワイヤレス「おんどとりRTR-500シリーズ」が登場。「おんどとり Web Storage」への記録データ送信、警報のEメール送信に対応。
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山中伸弥氏がノーベル賞を受賞
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3Dプリンティング技術の
進展
2013年
単体でクラウドへデータ送信
「TR-7wf/nw」
基本の「おんどとり」がクラウドに完全対応し、「おんどとり Web Storage」への記録データ自動送信が実現。ティアンドデイで最も人気のあるシリーズで遠隔からの温度湿度管理がいっそう容易に。
2013年
スマホアプリ「T&D Thermo」
配信開始
TR-7wf/nwシリーズ用スマホアプリ「T&D Thermo」を配信開始。「おんどとり」が記録したデータを、スマートフォンで手軽にチェックできるようになった。
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ソチ五輪フィギュアで
羽生結弦が金メダル
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マイナンバー制度の開始
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大谷翔平が
メジャーリーグに移籍
2017年 Bluetooth対応小型防水「TR4」
「おんどとりJr.」のBluetooth版を発売。スマホでロガーを自動検知、温度データを手軽にチェック。スマホ経由でクラウドにデータを送信すればどこからでも閲覧可能。温度管理が飛躍的に簡単になった。
TR42017
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Bluetooth技術が世の中を席巻している。1999年の発表当初、接続時の不安定さや音質の悪さなどから敬遠されていたBluetooth技術だったが、着々と改良を重ね、2010年代になると世間でも本来の利便性が注目され始めていた。
離れた場所からのデバイス同士の接続が容易になり、有線だった接続が次々とコードレスになっていく。通勤時に鞄の中で絡まっていたイヤホンのコードも、デスクの上を雑然とさせていたマウスとキーボードのケーブルも取り払われ、物理的な煩わしさから開放された。Bluetooth技術が世の中の色々な機器に適用され始めた頃、我々は Bluetooth対応の小型防水おんどとり「TR4」を発売した。 - Bluetooth機能を駆使して、スマートフォンやタブレットでデータ収集することをコンセプトにした「おんどとり」の、市場への投入である。「TR4」はBluetooth通信に対応することで、温度管理の利便性を大幅に向上した。特にその パソコンが不要なセットアップの手軽さと、多様な使用シーンに対応する柔軟性 は、これまでにないスムーズな温度測定体験をユーザーにもたらし、より快適で効率的な、温度管理の新たなスタンダードを確立した。
HISTORY
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新元号「令和」を発表
2019年 Bluetooth/無線LAN機能「TR-7wb」
おんどとりの人気シリーズTR-7に、無線LAN機能に加えBluetooth機能を搭載した新モデル「TR-7wb」が登場。無線LANによるデータの自動送信と、Bluetoothによるスマホとの直接通信の両方が可能になった。スマートフォンアプリもより使いやすくリニューアル。
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リモートワークブーム
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日本での5Gサービス開始
2020年 ワイヤレスタイプリニューアル「RTR500B」
IoTに適したワイヤレスデータロギングシステム「RTR500Bシリーズ」で、HTTPSによる安全な通信や、スマートフォンアプリ・クラウドからの機器設定が可能に。無線LAN/有線LAN、4Gモバイル回線によるデータ転送オプションを提供し、温度、湿度、電圧など多様な項目の測定に対応。
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東京オリンピック開催
2022年 HTTPS通信 ワクチン対応「TR7A」
Bluetoothおよび無線LAN機能を搭載し、温度・湿度データのクラウド自動送信や警報通知を実現する「おんどとり」のTR7シリーズがリニューアル。本体液晶での同時2ch表示、最大/最小値・警報表示、アメリカのワクチン管理に適合した記録モード(一部モデル)を追加。本体データ記録容量は大幅に増加し、HTTPSによる安全な通信もサポート。
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藤井聡太が史上初の
八冠全冠制覇
データロガー「おんどとり」は今年で誕生から30周年。
発売以来、時代に先駆けて様々な技術を取り入れ、
多彩な通信方法と幅広い測定項目を実現してきました。
これまでも、そしてこれからも。
安心してずっとご使用いただけるよう、
変わらぬデータの信頼性を提供し続けます。