使用事例

T建設株式会社様

T建設株式会社様

病院解体業務で騒音・振動の遠隔監視システムを導入。工事中の騒音・振動を管理・監視。

解体工事中に発生する騒音・振動を管理・監視し、周辺環境に配慮した工事を行うためにワイヤレスデータロガーRTR-500シリーズによるモニタリングシステムが導入されました。

導入の背景

環境アセスメントや建設工事において、周辺環境のモニタリングは非常に重要な役割を担っています。特に解体工事では周辺住民への配慮が不可欠であり、コンプライアンスの遵守が必須です。T市旧市民病院の解体工事現場は住宅地に隣接しており、当初より騒音・振動をどのようにモニタリングするかが課題でした。解体工事現場のため測定機とは別に通信環境を整える必要があり、一般的には導入コストが高額になります。また、広大な解体現場内の4カ所に計測機器を設置するので、ケーブルの敷設が必要となり、コストと労力が2重の負担となります。これらの課題を解消するシステムが「ワイヤレスデータロガーRTR-500シリーズ」でした。

RTR-500シリーズを導入

導入した電圧データロガーRTR-505-VLには大容量バッテリを搭載しており、工事期間中にバッテリー切れを起こす心配もなく長時間利用できます。また、RTR-500MBSは無線通信で子機からデータを収集し、携帯電話回線でクラウドサービスと通信を行うため、インターネット接続環境を整えることが難しい場所での利用にも適しています。

→ 導入機種(RTR-500シリーズ)の詳細はこちら

導入機種

RTR-500シリーズ
RTR-505-V/505-VL

RTR-505-VL

RTR-500C

RTR-500C

RTR-500MBS-A

RTR-500MBS

システム構成

本現場で求められたことは、騒音、振動を常時モニタリングし測定値に異常があった場合に担当者に警報メールを送信できること、計測された測定値を複数人で共有できること、そしてコストが安価であることの3つでした。また、解体工事現場という環境もあり、インターネットへの通信手段がないので、携帯電話回線に対応した通信機器が求められました。

case_07_8.gif case_07_9.gif

まず、解体工事現場の騒音・振動をそれぞれ騒音計・振動計で計測します。各計測機が計測したデータは、電圧データとして出力され、その値をRTR-505-VL(子機)で記録します。RTR-505-VLに記録されたデータはRTR-500MBS(親機)で収集し、3G(FOMA)回線にて"おんどとり Web Storage"(ティアンドデイ提供のクラウドサービス)へ自動送信されます。

運用方法

case_07_4.jpg
case_07_5.jpg
case_07_6.jpg
case_07_7.jpg

騒音計、振動計、RTR-505-VL(子機)を1セットとしそれぞれを4カ所に設置します。また、敷地内に3G通信対応データ収集機RTR-500MBS(親機)を2台設置し、RTR-505-VLのデータを無線で収集します。現場の敷地が広大なため子機と親機間で無線の電波が届かない場所がありましたが、中継機としてRTR-500Cを設置することにより問題を解決しました。

導入後の効果

このシステムを設置した環境調査会社は長野県松本市に所在し、現場となったT市旧市民病院とは約250km離れています。本システムを導入したことにより、スマートフォンやタブレット端末から場所や時間を気にせず"おんどとり Web Storage"にアクセスして、現場の状態を常時モニタリングできるようになりました。

case_07_2.gif

※画面表示はサンプルであり、実際の数値・名称ではありません。

また、警報メールを受信することで、騒音・振動が基準値に達する前に、どこの地点でどのようなエラーが発生する恐れがあるかを知り、事前に対応することができました。環境調査会社の現場監理者が現場事務所に常駐する必要がなく、遠隔地での仕事を請け負うことができたのも遠隔監視システム導入のメリットの一つでした。近年MVNOと呼ばれる格安なSIMカード(3G通信)を提供する業者が増加し、携帯電話回線の月々のランニングコストも500円程度からと低価格になってきているため、こういったサービスが使えたこともポイントが高かったようです。